福島のNくらぶはNICU入院中・退院後の育児をサポート

Nくらぶ活動のコンセプト

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Nくらぶ活動のコンセプト
~発足当初から大切にしてきた思い~

Nくらぶは、当時福島県立医大新生児集中治療部に勤務されていた氏家二郎先生(現在Nくらぶ顧問・国立病院機構福島病院院長)のお声かけで平成10年に発足以来、NICUに入院した赤ちゃんとご家族の思いに寄り添い、活動してきました。
平成27年2月に県立医大で開催された「第12回福島県周産期医療研修会」で、発足の頃から会の運営に携わってきたお母さん方が、今までの活動をふり返り、大切にしてきた思いを発表されました。以下に抜粋を紹介させていただきます。

「会員の心に寄り添うために」
Nくらぶ(福島NICU親の会)発表者  小野・小林

<小 野>

福島のNICU卒業後の育児サポートNくらぶのコンセプト出産当時は、Nっ子の育児書や関連書籍はほとんどなく、私たちは手探りの中子育てをしてまいりました。今のようにNICUもオープンな感じではありませんでしたので、親同士の交流もほとんどなく、同じ境遇であるにも関わらず情報交換もできませんでした。そんな中での「親の会」発足は、私たちの心の拠り所でもあり、癒やしでもあり、Nっ子の子育ての前向きな活力源だったように思います。 私たちがそうだったように、会員さんたちの不安を少しでも和らげ、悩みを共有しながら一緒に子育てしていきましょう。そしてNっ子に関する正しい情報を発信していこうというのが活動の一貫としてあります。

まず、親の不安というのは、「この先Nっ子はどんなふうに育っていくのだろう」というのが、一番多いのではないかと思います。それには、Nっ子の成長した姿を見てもらうのが一番良いのですね。それで「こんなに大きく育つのだ」と安心してもらうことです。Nくらぶでは、総会やミーティングの際になるべくフリートークの時間を多くとるようにしています。そこに先輩Nっ子たちも参加して一緒に遊び、小さい子の面倒もみNICU入院の不安育児サポート福島のNくらぶたりします。先輩Nっ子の姿に親御さんも安心し、少し緊張もほぐれるようです。

フリートークの際には、自己紹介してもらい必ず一言でも声を発してもらいます。今自分が悩んでいることなどをちょっと吐き出してもらえればいいなと思いつつ、なかなか言葉に出せないお母さんもいらっしゃいますので、話をしやすい雰囲気づくりに気をつけます。先輩お母さんたちがNっ子の子育ての話をしているうち、「うちもそうです」「やっぱりそうなんですか-」と、少しずつわが子の話を始め、「悩んでいるのは自分だけではなかった」「みんな同じなんだ」と笑顔になっていきます。ただ、同じNっ子でも出産状況や予後は個人個人違いますので、そういうときには、同じような境遇の先輩お母さんが個人的に相談にのったりします。
双子のお母さん、心臓病をもつ子のお母さん、肢体に障がいをもつお母さんなど、それぞれの経験からアドバイスしたり、その相談窓口を紹介したり、なるべく不安材料を持ち帰らないように、「来て良かった」と思っていただけるように気を配ります。一人で話ができないでいるお母さんには、側に行って話しかけたり、来た時同様あまりすっきりしない顔で帰ったお母さんには後日メールや電話で、「大きくなったね。」「何でもできるようになってびっくりしたよ。」などお子さんの様子や「来てくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、話をするうちに少しずつみんなの前では話せなかった自分の悩みを打ち明けてくれたりします。そういう時にはまず聴くことに徹します。そして共感してあげます。

<小 林>

NICU入院の不安育児サポート福島のNくらぶ私は、双子の先輩ママとしての話をしたり、話を聴いたりということをしています。一人の育児でも大変なのに、ましてや二人ともなれば二倍どころか三倍も大変と感じることもあります。Nくらぶに参加してくれた時には、「子どもはかわいいけど、大変だよね。体力も使うしね。なかなか疲れるなんて言えないしね。」と気持ちの代弁をし、「ここに来ているお母さん達はみんな同じ思いをしているし、気持ちはよくわかるよ。」と伝えます。Nくらぶに来て同じ思いをしているお母さん達だからこそわかってもらえる。わかってほしいと思って参加されているのだと思っているからです。「そうなんだよね。」「わたしもそうだったよ。」と。否定のことばかけなどはしません。

「いったいわが子はどんな成長をするのだろうか?遅れているのだろうか?追いつくのだろうか?」と心配します。いくら周りの子と比べないようにというものの、どうしても比べてしまうのは仕方がないことです。そこでうちの双子の例を挙げ…「同じ日に生まれた子だから成長も同じなのだろう?と思いきや…ハイハイの時期、また歩き始める時期など全く同じではなかった。だから、自分の子の成長がその子なりの成長だと思っている。」と話しています。「ゆっくりでも成長していくからね。焦らないで見守って。」と。

考え方を変えることも。例えば運動会の時。運動が苦手で走るのが遅い。ビリになる姿がわかっているから憂鬱にもなります。「ヨーイドン!」で一斉に走ってきてわが子がわからずシャッターチャンスを逃してしまったとか、別な子を撮っていたとか、そんな話をよく聞きますよね。それが、一目瞭然、「あっ、うちの子だ。バッチリ撮れる。」と発想を転換し、マイナスからプラスへ変えることもできると話したりします。そうすると「あー、そういう考え方もあるんですね。」と笑いに変わります。

周産期医療NICU入院退院サポートNくらぶ保育園・幼稚園・小学校・中学校と成長するにつれ、色々な面において不安や心配事が増えてきます。ケースバイケースですが、言葉の遅れや発音の心配で悩んでいる時は、我が家は「ことばの教室」に通級していたので、その仕組みを話したり、情緒や学習のつまづきで通級する「学びの教室」の話をしたりしています。ただ、「そのような情報が聞きたい。」と言われた時だけです。不安をあおってしまう形になっては落ち込むばかりになってしまうので。個別にメールや電話で話すということもしています。

<まとめ>

Nくらぶには様々な家庭事情を抱えた方の相談が寄せられます。お父さんや祖父母の関わり方も子育てに影響してきます。また、お母さん自身もNっ子を生んだこと自体、強いてはNっ子までも受け入れられない場合もあります。私自身もそうでしたが、頭ではわかっていても心の葛藤がいつもありました。私たちは家庭内には介入できませんので、まずはお母さんたちの不安を少しでも軽減してあげるよう心がけています。アドバイスは難しい面もありますが、自分たちの経験を踏まえながら、まず話を聴き、共感し、一人ひとりの心に寄り添っていけたらと思っています。ミーティングに参加できない方々には年4回発行の会報誌「るび」でNっ子の大きくなった姿と同じ仲間の存在を知っていただき、「不安解消の窓口としてNくらぶはいつでも受け入れますよ」と伝えていきたいと思っています。
最後に、さまざまな悩みや不安はあっても、私たちの気持ちの根底には常に「Thanks&Respect」があります。Nっ子には「生まれてきてくれてありがとう」そして、その命を助け支えてくださった医療スタッフの皆様への感謝の気持ちです。この場をお借りしまして改めてお礼を申し上げます。

お気軽にお問い合わせください TEL 090-9423-5020 平日 18:00~21:00
土日休 9:00~21:00

 

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